また夢を見た。
再登校したあの時の夢を。
僕は教員を15年間もやっていて、良い思い出も苦い思い出もたくさんあるはずなのに、
再登校したあの時の夢ばかり、何回も何回も見るんだ。
行けなくなった前でもなく、無理して行ったあの日のことを。
そしていつも同じ。
とても苦しく、起きて夢だったぁよかったぁ、とホッとするんだ。
辞めてからもう2年が経ち、
起きているときは、これっぽっちも思い出さないのに、
脳はちゃんと恐怖として、傷として記憶しているんだ。
再登校して1ヶ月で、僕は再び行けなくなった。
今思えば、まだ無理なのもわかっていたのに、周りの目を気にして、「行かなきゃ行かなきゃ」と、薬を飲みながら行ったあの日。
子どもたちには、もちろん再登校にチャレンジしてほしいし、応援する。
でも、傷として残らないように僕が言えることは、
「あなた」が行きたい、と思っている?それは誰かのためでもなく、周りの目を気にしてでもない?
あなたが「行きたい」ならば、多少の勇気は必要だ!
でも、それがあなたの意志ではないならば、そう長くは続かないし、ただただ怖いだけ。
それならば、
無理して行かなくていいんだよ!!